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3月3日受講生ブログ

スポーツ実況の仕事と聞くと、みなさんどのようなものを想像されるでしょうか。
まず試合中にプレイヤーの動きに合わせて正確に描写するアナウンサーとしての仕事を想像されるかと思います。
そういった表に出る仕事を成立させるために、試合前の資料作りや取材などもスポーツ実況者として重要な仕事のひとつと言えます。
 
取材活動の一環として試合後にヘッドコーチや選手の記者会見に参加することあります。
後日記事やSNSなどでも会見の内容がまとめられていることもありますが、表情や言葉の出し方から言葉の重みが直に伝わるので、得られるものは多くあります。
参加した際にはできる限り、次の試合に繋がるような質問をしようと考えています。
 
ただ先日参加した会見では、質問の仕方や質問に臨む際のメンタルについて考える機会となりました。
あるベテラン選手にチームの状態について質問をした際に、「この手の質問は何度かされているんですが」という反応をみて、内心「やってしまった」と思いました。
本来であれば一つ目の質問から得た回答をもとにさらに次の質問へとつなげるべきところですが、今回は相手の反応を気にして一回の質疑応答で終えてしまいました。
 
どうして選手はああいった反応をしたのか。
その一つに私自身の決めつけに原因がありました。
「ベテランだからチームのことについていろいろ考えているだろう」と決めつけて質問をぶつけたことです。
 
キャプテンなどの役職者ならまだしも、そのプレイヤーがどういう立場で今このチームにいるのかをもう少し考えて質問をするべきでした。
また実況という視点で試合中の動きやコート内外でのリアクションを振り返り、そこから聞けることもあったはずです。
そういった考える作業をせず、安易に決めつけから入った質問をしたことは大いに反省しなければなりません。
 
また「やってしまった」と思ったことについても反省です。
自分自身で「今回の質問は失敗した」と評価してしまい、もっと聞けたであろう大事な情報を引き出すことができませんでした。
 
その点を今回のレッスンで相談をしたところ、先生からは思いがけない回答に出くわした時に「そういう考えもあるのか」とポジティブに転換することが大切だと説かれました。
想像していた反応と違った場合でもそれを面白いととらえ、次につなげていく。
あらかじめ答えを求めて聞くのではなく、どんな答えが出てもそこから繋げていけるように、ポジティブな気持ちで今後の記者会見に臨もうと思います。

菅江 隆一
 
2022年03月09日 20:37

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