2月24日 受講生ブログ
先日、サッカー皇后杯決勝を観戦してきました。
道中、会場が近付くにつれ高揚する気持ち。電車の隣の席には浦和のキーホルダーをつけた方。他にも見渡せばサポーターらしき人影がちらほら。改札を抜けると本日の舞台、ピカピカの新スタジアム、サンガスタジアム by KYOCERAが春を感じさせる日差しに照らされてお出迎えをしてくれます。
試合もタイトルのかかった試合らしく激しいゲーム展開。現地でしか感じられない選手・監督の息遣いやサポーターの熱量を感じられ、大満足の一日でした。
実は私は同じ週にもう1試合観戦をしています。そちらはYBCルヴァンカップ。こちらも後半は特に点取り合戦の様相で、最後まで分からない面白さがありました。
同じ週に観戦した2試合。個人的には両方とても満足のいく観戦でした。
ただ、この二試合には決定的な差があります。それは、観客動員数です。公式記録では皇后杯が1,375人。ルヴァンカップが10,509人。桁が一つ違います。
また数字でみると、昨秋に実施されたアンケートではWE.リーグの認知度は26%でした。
ただ、これらの数字は悲観すべきものではないのです!
認知度に関して言えば、前回調査時よりも10%増えており、まだまだ伸びしろのある数字でもあります。
また私が皇后杯を観戦した際、近くで観戦していた方は浦和サポーターでもなく、千葉サポーターでもなく、まして会場をホームスタジアムとする京都サポーターでもありませんでした。と言うことは、サッカーに興味がある方はWE.リーグひいては女子サッカーにも興味を抱きやすいのではないでしょうか。「男子サッカーでは違うチームを応援しつつ、女子はまた別のチームを応援する」といった形で応援することでもできます。
以前、実況における時間軸の話が講座内でありました。未来軸では「逆転したら・勝ったら順位が変わる」「得点したら」と言うよう、状況など様々な要素を絡めて予測をお話します。こちらは試合、選手やチームの未来のお話です。
一方で、WE.リーグ中継では解説さんがよく「もっとお客さんに来てもらうには」という話をされています。こちらは試合にとどまらず、リーグさらに女子サッカーの発展の未来のお話です。またここと近いですが、解説さんと実況の間で「この試合を観ている子どもたちが、どうしたらプロのようなプレーをすることが出来るのか」という話も行われます。
実況には試合に興味をもってもらい、視聴者を現地での観戦に赴いてもらう力があります。加えて、試合のその先を見据えることでより、厚みのある実況、そして解説さんとのやり取りができ、試合を楽しむ以外の形でより多方面に貢献できると感じました。