2月3日受講生ブログ
受講生ブログをご覧くださり、ありがとうございます。
先週・先々週の水曜日はありがたいことにBリーグ中継の実況を担当いたしました。 翌木曜日のアナウンススクールで自分の実況を振り返っていただきました。
みなさんのフィードバックは非常に的を射ています。
そして、一緒に映像を見ていた自分も同じように感じた内容もいくつかありました。
ですが、後から見直して修正点に気づくということは非常にもったいないことです。
実況者は試合の展開次第で、「準備を捨てることも必要だ、見どころをアップデートすることが求められる」というフィードバックを昨年行いました(11月11日)。 これと同様に、実況しながら第三者の目線も持つことも大切です。 似たようなケースとして、「1点に集中している状況は、周りが見えておらず、実は集中していない」ということもあります。
一方で、「冷静に、冷静に、・・・」という意識が強すぎると、今度は感情が入らなくなり、大事なシーンで温度差が出てしまう可能性もあります。
その加減を追求していくことになります。
最近のアナウンススクールでは、実況のフィードバック以外に実況デビューを目指している方の実況練習(事前に録音したもの)のフィードバックや就職活動中の大学生が行う原稿読みもあります。
それぞれ喋れば喋る分だけ、課題が出ます。 それは「課題のレベルが上がっている」「自身のレベルアップの可能性」を表すものです。
この課題に対し、「自分はまだまだだ・・・」「レベルは高いなあ・・・」というだけの感想で終わってしまうのか、
「課題をクリアするための道筋は?」などと、今後どうすればよいかを考えるまでに至るのか、 この違いが、本番・実況中における第三者の目線で修正点が出てきた時に対処できるか、そうでないかの違いになると思いました。
松下 翔
2022年02月10日 15:21