12月23日受講生ブログ
今年も残すところ数日となりました。引き続きコロナ禍でスタートした2021年。
徐々に日常が戻り、昨年開催できなかったスポーツイベントの多くが無観客や人数制限付きという形ではありますが開催されました。
この一年でようやくスポーツを愛する人にとっての毎日が戻ってきたんだなと実感しました。
私自身としてはこの一年は新たな実況の機会に恵まれた年となりました。
サッカーなでしこリーグ、独立リーグやプロ野球のファーム実況など、様々なフィールドで実況を担当させていただくことができました。
また昨年デビューしたバスケットボール実況では、シーズン最終盤の昇格争いを担当させていただくなど成長を感じられる一年になりました。
具体的に成長できたと実感している点は、視野を広げて試合を伝えられるようになったことです。
昨年までは試合を追いかけることに精一杯で、伝えている内容が一辺倒になってしまったり、気持ちで伝えることを優先しすぎてスタミナ切れを起こすこともありました。
今年は半年間にわたるシーズンの実況を複数担当したことで、過去のことや未来のことを交えて現状を伝えられるようになりました。
また多くの実戦の場を経験できたことで、昨年よりも様々なシチュエーションを想像し目の前の状況を把握できるようになったと感じています。
成長を感じられた部分を来年は無意識に実況の中で反映できるようにしていきたいです。
総じて色々喋れるようになったという成長を感じた一年ではありますが、そこが課題になっていると気づかされる出来事がありました。
先日の実況でタイムアウト中に間を取らずに話し続けたことで頭をフル回転させた結果、インプレーの際に伝える内容が頭の中でまとめきれず、状況にそぐわない表現をしてしまったのです。
先生からはタイムアウト中に様々な情報を提示できることを評価していただきつつも、一旦視聴者に選手の画や場内の音声を楽しんでもらう時間を作り、その間を利用して次に話すべき内容をまとめる時間を作るようアドバイスをいただきました。
喋れるようになったら次はどう減らして、聞きやすい実況にしていくか。
この点は解説の方とのスムーズなやり取りにも繋がると考えています。
今年感じた成長と課題、そこを突き詰めて来年また多くの熱戦をお伝えできるように精進してまいります。
菅江 隆一
2021年12月30日 10:36
