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11月18日アナウンススクール内容

スポーツを観ていて興奮する瞬間はどこでしょうか。
野球なら逆転のホームラン、サッカーなら試合時間が残り少ない中での勝ち越しゴール、バスケットボールなら残り1秒での逆転ブザービーター。
こういったいわゆる劇的なシーンの多くには「プロセス」が存在します。
そしてそのプロセスを実況が理解してその後の大きな興奮に繋げられるかが重要になります。
 
今回のレッスンではプロセスの重要性について学ぶ機会となりました。
受講生のひとりが自身で録音した実況動画を確認したのですが、得点が決まる瞬間のテンションをもうひと段階上げたいという課題を抱えていました。
それに対して先生からは「プロセスでテンションを上げる」というアドバイスが送られました。
 
例えば先ほど挙げた逆転ホームラン。
終盤1点差で攻撃側がビハインドの展開と仮定しましょう。
まずはこの回の打順に注目します。
上位打線からの攻撃であれば長打が期待できる中軸打者まで回ることが予想できます。
下位打線でも投手の打順が回ってくる場合は代打の強打者が登場することも予想されます。
そういった打者の前に、ランナーが出た瞬間に「ホームランが出れば逆転だ」ということを理解できていれば、そこで一つテンションを上げられるかと思います。
このランナーが10球粘り苦労した末に四球を選んだというプロセスがあれば、さらにテンションを上げることができるでしょう。
 
こういったプロセスに気づくことで実況自身が盛り上がっていき、それを視聴者に伝えることで、後の大きな興奮のシーンへと繋がっていきます。
「長距離砲○○の前にランナーが出ました!」とあれば、視聴者の方もこの後の対決により集中できるのではないでしょうか。
私自身、この点を意識するようになってから得点シーンの表現により幅を広げることができたように思います。
 
もちろんそもそも実況者がプロセスに気づけるかどうかが大事でもあります。
そこは自身で用意した資料の中の数字から、またその日の試合の流れから気づけるように、より深くその競技について学ばなければなりません。
多くの実況を見聞きし、自分で口に出してみて練習し本番で気づけるようにしていきたいと思います。
 
2021年11月25日 22:15

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