8月19日受講生ブログ
季節の移ろいを感じる今日この頃です。
皆様はどのような時に季節の移ろいを感じられるでしょうか。
私はここ数年、国内スポーツの開催シーズンが変わりゆく様子で季節を感じています。
今週は野球班は野球実況を行い、私はサッカーの実況練習を見て頂きました。
今回は、どうすればプレー伝えられるかに焦点を置き実況練習を行いました。その中でポイントとなったのが「意思表示」です。
日常生活の中で他者に対してお願いするなど、私たちは意思表示を行いながら生活をしています。
それは試合中のプレーにおいても同じで、一つのパス、一つの動きだし、全てに意志があります。「長めのパスを出すのでディフェンスの裏に抜ける動きをして欲しい」「自分は右サイドに寄るので、空いたスペースを有効活用して欲しい」そこには様々な思惑が存在します。それがチームとしての意思なのか、それとも選手個人の意思なのか。どうしてそのような意思表示をしたのか。ここを読み解くことが大切です。
なぜなら「意思表示」の意図がわかると、試合の肝が理解できるようになるからです。
例えば、攻撃の起点となるパサーがボールを持つ。そこから前線のターゲットとなる選手に意志を持ったロングボールが入る。この動きがチーム全体での攻撃意志と咄嗟に理解できれば、自ずとチャンスシーンとなることが予想されます。すると場面を盛り上げる実況ができます。そして試合を見ている人も「この形はチャンスなんだ!」と分かり、ワクワクしてきます。
仮に攻撃が繋がらなくとも過程でチームの意志、選手の意思が見え良い形であれば、そこを称えることが出来ます。
プレーの意思表示を理解できればチーム戦術を読み解ける。すると試合全体の流れの中でのポイントを抑えることができる。
ただ意思表示を読み解くためにはより競技としてのサッカーを深く知ることが大切だと痛感した一日でもありました。今後、観戦する上で「意思表示」にも注目し、そこからサッカーをより理解していこうと思います。