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6月24日アナウンススクール内容

今週も受講生ブログをご覧くださいましてありがとうございます。
 
第103回全国高校野球選手権大会の予選が南北海道大会を皮切りに開幕しました。
今年は2年ぶりに甲子園出場という大きな目標があるなかでの大会。
各校並々ならぬ思いで挑むことが予想されます。
そんな熱戦を伝えるにあたり、我々実況者も気を引き締めてレッスンに臨んでいます。
 
今回のレッスンも中心は野球の実況練習。
改めて広い視野を持つことの大切さを痛感する機会となりました。
 
試合終盤、リードしている側の強打者が三塁方向に引っ張ったゴロを、サードが難なくさばいたシーンがあり、私は「サードゴロでスリーアウト、チェンジ」と、特にそのサードの動きに対して気にすることなく伝えました。
 
実況後、先生からのアドバイスで、サードがややライン寄りに詰めていたことに気づかされます。
守備側のチームにとってこれ以上の失点は許されない状況の中で、右打者が引っ張った強い打球がライン際に抜けていけば長打は避けられません。
サードはその危険を少しでも減らすべく、あらかじめややベース寄りに位置し、難なくアウトに仕留めたという、適切なポジショニングが生んだ好プレーだったのです。
 
こういった好プレーにいくつ気づけるかが実況にとって大事なポイントになります。
特に高校野球では勝敗を伝えるのはもちろんのこと、球児たちの頑張りをポジティブに伝えることは大変重要でので、ビハインドの状況でも上記のような好プレーに気づき、伝えられるようにしていきたいです。
 
さて今回のレッスンでは「リモート実況」について情報を共有する機会がありました。
「リモート実況」とは現地の試合映像を、別の場所でモニター越しに確認しながら実況をするというもので、人が密集するのを避けようという昨今の情勢もあり、こういったスタイルの実況中継も増えてきたように思います。
現場で実況することとの大きな違いとして、モニターに映し出されるまでは確認できないことがあるという点です。
 
例えば野球の場合、ランナーを置いて長打が出た際に、カメラはまず打球を捉え、それがヒットになったかどうかを映しだします。
現場での実況であれば得点になりそうなこの場面で塁上のランナーがどこまで行ったかをいち早く伝えたいところですが、リモートの場合ですと、ランナーが映し出されるまではその情報を伝えることはできません。
判断に迷うところもあるかとは思いますが、今映っているものを想像ではなくいかに正確に描写できるかが現場での実況以上に大事になりそうです。
 
実況と一言で言ってもラジオにテレビ、現場やリモートと多種多様。
「このスタイルの実況であれば、どうすればより伝わりやすいか」を常に意識して臨もうと思います。
 
2021年06月30日 19:34

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