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6月17日アナウンススクール内容

アナウンサーを目指すみなさん、こんにちは。
受講生ブログをご覧くださいましてありがとうございます。
夏が近づき、オンラインのアナウンススクールでは野球実況の練習が増えている6月です。

先生や出席者のフィードバックの内容は、おととしよりも去年、去年よりも今年と、レベルが上がっていることを感じます。
私が書くブログにおいて、目標としてよく登場する「点の実況」と「線の実況」について復習をします。

点の実況はワンプレー、ワンプレーごとの実況。基礎中の基礎です。
これだけでは、野球を例にすると「投げた」「打った」「捕った」のぶつ切り実況の繰り返しです。
ワンプレーの組み合わせ、あるいは、ワンプレー以外の要素があって目の前のワンプレーが行われているはずです。
点をつないで、線にするのです。

2週間前に私が野球実況の練習をしていて、惜しいというシーンがありました。
1点を争う終盤、ランナー2塁の追加点のチャンス
(1)外野は前進守備ではない
(2)バッターが二遊間を破る打球を放つ
(3)センターが前にダッシュしてきてボールを捕る
(4)2塁ランナーが3塁を蹴ってホームへ
(5)センターは内野にボールを返すだけ
(6)2塁ランナーがホームイン。1点を追加し、リードを2点に。

スポーツ中継を聞く理由は「興奮したい」からです。
興奮する瞬間は、決まる手前に訪れます。
この例では、(1)外野は前進守備ではない、がポイントです。
「前進守備でない」→「シングルヒットでも1点」ですから、得点できる確率が高まっています。
打球が二遊間を破った時に1点入ることがもう確実なのです。
(レベルの高い人なら、さらに手前の二遊間に飛んだ時点で、準備ができているかもしれません)
サッカー、バスケットボールならシュートの前に、競馬なら先頭が変わる前にチャンスがあるのです。

私の惜しかった点は二つありました。
一つ目は、(1)の守備位置には気づいたが、(1)から線につながることに気づいていなかったこと
二つ目は、全般的に実況していた時の感情(テンション)が低かったこと

二つ目の感情については、一つ目・線のつながりに気づくことができれば解決します。
勝負が決まるポイントをわかっているだけに、「自然に」感情が上がっていくためです。

実況者は、いかに熱く、盛り上げるのかを考えるのではなく、
「チャンスとなる点」や「点が線へとつながること」に気づくことが大切であるとわかります。
視聴者よりも先に見どころを気づいて提示するという点で、実況はプレゼンテーションであるのですね。

人は脳の思い込みで見えるものも見えなくなるといいます。
自分から意味を考えて、物事を捉えていきたいですね。
そうした習慣は自分の発言に意図を持つことにもつながるのではないかと思います。

松下 翔
2021年06月23日 11:17

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