4月15日オンライングループレッスン
今週も受講生ブログをご覧くださいましてありがとうございます。4月15日のレッスンもオンラインで行われました。
この日は冒頭に寺西先生からある質問が提示されました。
それは「実況者が満足させないといけない4つの対象を挙げてみよう」というもの。
読者の皆さんはいかがでしょうか。
この質問に対してどんな人たちを想像しましたか?
最初に回答権を得た私は視聴者、選手、番組スタッフと思いつく限りで答えてみましたが、どうしてもここからあと一つが出てきません。
その後も受講生からいろんな意見が出ます。
そのスポーツの施行者やスポンサーなども、回答の一つにありました。
それぞれの考える答えがある程度出そろった中で先生が考える4つの対象が発表されました。
・視聴者やプレイヤー
対象チームのファンが満足できるような情報や、プレイヤーの好プレーを漏れなく伝えることは実況のベースとして意識しないといけません。
・製作スタッフ、依頼者
実況は一人で映像や音声を番組にのせることはできません。スタッフの方たちと一つのチームとして作り上げるわけですから、指示を守り、円滑に進行する技量が実況には求められます。
・施行者、スポンサー
スポーツ番組が成立するのは、その運営を支えてくださる方がいらっしゃればこそ。自身が関わっている媒体がどういったもので、そこのプラスになること、マイナスになることを常に意識して言葉を紡ぐ責任があります。
そして最後に発表された一つ。
受講生全員が答えを振り絞りながら、なかなか出てこなかった答えがこれでした。
・解説者
元プロ選手であったり長年指導者として活躍された方であったりと、そのスポーツに関する専門家とも呼べる方々です。制作サイドやスポンサーに対する影響も大きく、解説の方としっかりタッグを組めたかどうかは、今後の仕事に左右することが考えられます。前回のブログでも書いておりましたが、解説者が伝えたいこと、テーマに置いていることを実況者が受け止めて、コミュニケーションをとっていく必要があります。
上記4つの対象に対して、それぞれどのようにアプローチができるのか考えながら実況に臨み、反省していく必要があると先生からアドバイスをいただきました。
さて自分はどこまでこの4方向にアプローチができていたか。自身が答えられなかったスポンサーについて配慮した発言がこれまでの本番でできていたか。一人実況が中心でしたが今後迎えるであろう解説者とのやりとりについて、どんな準備をするのか把握できているか。これまでの準備や学びについて大きく見直すチャンスを得た一日でした。
2021年04月21日 14:28