2月11日オンライングループレッスン
今週も受講生ブログをご覧くださいましてありがとうございます。
2月11日もオンラインでアナウンススクールが行われました。
今週は、バスケットボール中継の振り返り(私を含めて)を行いました。
今回のテーマは「実況における『聞く』力」です。
実況で聞く力?と感じられるかもしれませんが、
特に、解説の方とお話しする時には不可欠です。
簡単な例をあげると、実況者と解説者に温度差があった時、視聴者がワクワクするような中継になるでしょうか?
答えは明らかでしょう。
実況者、解説者それぞれが世界観を持っています。
最初は異なっていても、巻き込んだり、共感したり、確認したりを経て、
放送席が一体に近づくことで、より良い中継に近づくことができるはずです。
(中継という別視点では、視聴者がいることも意識します!)
そのために必要なのが、「話す」だけではなく「聞く」力。
自分から話すことも相手の世界観に近づくための方法ですが、気をつけることは、方法は一つだけではないことです。
講座の中では「ゲーム中、解説の方がどんなことを話したいか、気づけましたか?」という質問を受けました。
ここを聞くことが第一の目標です。
相手の得意分野やゲームの核心となる内容を聞くことができるチャンスなのですから。
「相手が何を話したいか」はアナウンサーの世界だけでなく、コミュニケーションの根底にあるものの一つですね。
そして、放送が始まってからが“本番”ではありません。
本番前に行ったことが、実際の本番中におけるお互いの世界観の距離感・方向に直結します。
(具体的な内容はアナウンススクールにて!)
聞くための力といったところでしょうか。
そして、聞くことに意識を傾けても、スムーズな描写ができなければ意味がありません。
基礎力も今以上に高めたいと感じた講座でした。
松下 翔