1月27日オンライングループレッスン
実況って難しいな。と思ったのが本日の主題です。
さて、私事ですが最近実況の勉強を初めました。
今まで見ていただけのものを実際にやる難しさ。改めて実況アナウンサーの技術力に感服しました。
練習中、まずは基本のプレーを追う部分からと考えています。実際に練習する際にはプレーを追うことを重視して行います。ただ、改めて自分の実況を聞き直すと面白くない。なぜ面白くないかというとボールの動きしか追っていないから。基礎基本は大事と分かってはいても、振り返りの際に落ち着いて試合を観ると「あの選手の一つ前の動きが良かったな」「この選手は1試合通してよく走ってるな」などボールを持っていない時のプレーに目がいきます。
ここで感じるもどかしさ。非常にもどかしい。ボールの動きに追われ、その競技の面白さを伝えられていないのが。基礎を固めるのが現状の課題と分かっていても、またその先にも課題があります。
今週のアナウンス講座では、受講生のバスケットボール実況の振り返りを行いました。二人分の実況を振り返りましたが、それぞれにまた違った気づきがありました。
一つは、試合中に解説さんとのやり取りをする上での下準備。試合が始まるまでの時間で、会場で初めて会った解説さんとどれだけやり取りが出来るか。そして相手がどんな情報を持っていて、どういった観点で、どんな話をしたいのかを引き出す。
そしてもう一つは実況における公平性。ホームチームよりになっていないか、負けているチームが逆転するのを期待して負けているチーム寄りの実況になっていないか。
各々の段階に合わせて新たな課題が出てくる。
ただこの課題とする部分も自分で気づく時もあれば、他者からの指摘によって気が付くこともあります。また課題と向き合う際に自分一人で学んでいては中々解決策が見出せなかったり、問題解決まで時間がかかったりします。
その時、実況アナウンサーとしての先輩がいるのは心強いですしありがたいです。
ただ先輩の悩む姿を見て改めて「やはり実況は難しいな」と思った次第です。
しかし、難しいばかりでなく自分の課題を乗り越えた時、また、視聴者に選手やスポーツの魅力を伝えられた時に達成感を得られるのだと思います。
実際、先輩方が成長し何度も壁を乗り越える姿を見ています。自分もそれに続けるよう邁進していきます。
2021年02月03日 19:45