12月24日受講生ブログ
2020年も1年間受講生ブログをご覧くださいましてありがとうございました。
私個人のことを振り返りますと、
1月4日Bリーグ実況を担当いたしまして2020年をスタート。
その翌日にはラジオ大阪『OBCドラマティック競馬』にて競馬実況デビューさせていただきました。
激動の2020年1月を終えた、と当時は振り返っておりましたが、
一年を通してもバスケットボール、競馬、夏は高校野球と昨年よりもたくさんの経験をさせていただいたことは間違いありません。
「一時的な経験で終わるか、今後につながる経験となるかは、実況を行った本人の行動次第である」
年の瀬に1年を振り返りますと、この言葉の意味がより一層重みを増します。
今年はあらゆる環境が一変しました。
残念ながらこの環境は来年も続くようです。
私の初動は、「我慢」でした。
「夏か秋には元に戻るのではないか」2月のころには、そう考えていました。
冷静に振り返ると、受け身にまわっていたことに気づかされます。
「何が起こるか、わからない」とはこの日、先輩がフィードバックした中の言葉です。
私も聞いていて、ひしひしと感じていました。
そもちろん悪いこともありますし、良いこともあります。
スポーツにおいて攻撃が苦戦している時は守備が機能しているように、これも見方を変えられるかもしれません。
悪いと見えているのは表だけ、その裏には良いこともあるかもしれません。
「残念ながら今年の環境が続く」が表とするなら、
幸いにも方針転換のチャンスはまだ続いているとも捉えられます。
自分で目標となる山を設定し、その山を確かな手応えで攻略したい。
舵を切りたい。
先週、私はそんな気持ちで目標設定をしました。
新しい挑戦を表明した受講生もいました。
オンラインという画面の壁はありますが、先生や受講生のみなさんの雰囲気が自分の背中を押してもらえる、戦う気にさせてもらえました。
喋り手の状況は聞き手にとって関係ありません。
アナウンスを聞いている方からは、求めることはただ一点。
良い実況なのかどうか。
チャンスをいただいた時にそれに応えられるための準備をしたいと改めて思いましたし、
どんな準備が必要なのか日々試していきます。
歓声がないスポーツが当たり前になりました。
歓声が戻った時は、実況する際に経験したことのない音量をおぼえ、動揺するのではないかと思っています。
その素晴らしい瞬間が戻ってくることを願う2021年であり、
その時にはしっかりとお伝えできることが目標の2021年です。
松下 翔