12月10日オンライングループレッスン
先日ついに「よいお年を」という挨拶をしました。一気に年の瀬が近付いてきたように思えます。今年一年の感想を求めると「激動の一年だった」と答えられる方が多いのではないでしょうか。
制約も多い中でどう過ごしたか少し一年を振り返ってみました。
その際に、一年の講座のノートを見直しました。
毎週新たな発見や学びがある講座ですが、意外と過去の講座と最近の講座と共通していることもあります。
毎週新たな気づきが多いのは、題材が毎週異なる……というのも大きな理由の一つでしょう。
講座に来ている誰かしらの実況をみて振り返りを行うのですが、実況者によって、試合展開によって、課題とすることが変わってきます。
1つとして同じ試合はありませんし、種目もサッカーや野球、バスケに競馬と異なります。それだけ多岐にわたり学ぶことができますし、多様な視点で物事を見られるようにもなります。
また、過去と共通する点も出てきます。
稀に「この話は聞いたことがあるぞ!」とか「この話が繋がってくるんだな」と納得する場面が出てくるのです。
例えば実況と解説のやり取り。中でも実況さんと話していてそこで終わらない、というのは度々言われます。視聴者を置き去りにせず、解説さんのされた話題を該当のプレーが再度登場した時に「今のところですね」というように視聴者に分かるように話を確認する。
同じ話が再度登場するのは、その話が重要であるのと同時にいかに重要な話題であるかを象徴しているとも言えます。
そして、同じ「解説さんとのやり取り」という話題でも、前回とは違う方の実況で指摘されているのを見ると、その実況者が誰かの轍を歩んでいるのだなとも感じます。前回指摘された方は次のレベルへ、今回指摘された方はこのレベルまで上がってきたのだと成長が目に見えて分かります。
このように成長が見られるのも、他の実況者さんがいてこそです。改めて実況の先人がいる場は中々ない機会ですし、ありがたくもあります。
制約の多い一年でしたが、その分ゆっくりと試合を観て実況を聴けた一年でもあったと思います。
新たなこと、というのも大切ではありますが過去も同じくらい大切です。過去を踏襲しつつ新たなことを身に付けられるようになっていきたいものです。
2020年12月17日 19:02