11月5日アナウンススクール内容
今回の講座を受け最初に思い浮かんだ言葉が「質問力」でした。どのようにして手短に欲しい答えを聞き出すか。
この一文が肝心なのですが、分かっていてもこれが途方もなく難しいのです。ある種、永遠のテーマと言っても過言ではない程です。
例えばテレビや配信などでスポーツを見ると、解説さんがお話を沢山してくださいます。ただ、情報量が多すぎて視聴者が付いていけないこともしばしばあります。
こんな時、実況さんが何とかしてくれたらなぁ!
そんな願望はいささか贅沢でしょうか?でもせっかく実況解説つきのスポーツ観戦なんですから、よりスポーツを理解して楽しみたいですよね!
では自分が実況をしているとして、
解説さんの情報量が多い。でも試合は進んでいく。解説さんのお話で理解の追いつかない所がある。
ついつい慌ててしまいそうになる場面。ここで大切になるのが、そう「質問力」です!
まず情報量が多い場合。
情報を整理します。その為に今一度確認の質問をします「~という事ですか」など解説さんの言葉を用いながら質問し、相手の発言をまとめます。
次に、質問しようとした際に試合が進み、該当プレーが過ぎてしまった場合。
落ち着いてきた頃合いで「先程の」と振り返ることもできます。もしくは同じようなプレーが出てきた時に「こういうことですね」などと話と結びつけます。個人的には後者の方が、プレーを参照して解説を聞けるのでありがたいです。
そして解説さんの話に対して理解が追いつかない場合。
そんな時はもう一度質問してみましょう!実況さんで理解できていない話は、視聴者はもっと理解できていません。質問を重ねることでより再度解説を聞きなおすことができます。また、より深い回答を得ることができ、理解も深まるのです。
勿論状況によっても質問は変化していきます。ゆっくりと解説さんのお話を聞くこともあれば、アタッキングサードに入ってからはすぐに実況に対応できるよう質問も手短にまとめます。
状況によっても相手によっても臨機応変に変化していく質問。
だからこそ冒頭でも述べたように永遠のテーマでもあります。
「質問力」は経験値がものをいう部分もありますが、それ以外の部分で培えるものは培っていきたいものです。
2020年11月10日 00:08