ユウセイスポーツアナウンススクール|プロのスポーツアナウンサー養成・講師派遣

スポーツアナウンサー・タレントスキルアップ・アスリートなどの"本物"を目指す方へ!

ユウセイプランニング

HOMEブログページ ≫ バスケットボール実況デビューを終えて ≫

バスケットボール実況デビューを終えて

実況画像2
2020年10月3日、BリーグB2開幕節、佐賀バル―ナーズ 対 熊本ヴォルターズのゲーム1でバスケットボールの実況デビューをいたしました。
 
実況デビューの二日前、南森町でのレッスンについて少しお話します。
この日はBリーグの開幕直前ということもあって、昨シーズンから実況を担当されている先輩方が情報共有のために多く参加されていました。
そこでバスケ実況の注意点、目線や場内アナウンスへの気づきなど個人練習では気づきにくい箇所を指摘していただきました。
また先生からは「どんな失敗をするのか不安に思っているかもしれないが、どんな失敗も先輩たちが通ってきた道。気にせずやってこればいい」とアドバイスをいただきました。
デビューが決まった日からこのレッスンの日まで、ずっと重たいものを感じていた体がすっと軽くなり前を向くことができたように思います。
 
そして当日。会場は初めて訪れる場所ということもあり、放送スタッフの方にお願いして集合時間より一時間早めに現場入りさせていただきました。
実況席からどのようにコートが見えるのか、ヘッドホンの使い方など入念にチェック。
また感染症対策についてもしっかりレクチャーを受け、万全の状態で臨めるようにします。
試合前の練習風景を見ながら選手追いの実況練習を行いしっかり声が出せる状態を作り、いよいよ本番です。
 
17時55分、放送開始。
そして17時56分、コメンタリースタート。
最初のあおりはトーンを上げて期待感を高めます。
その後、両クラブの説明、今シーズンのレギュレーション、そして感染症対策の取り組みなどは落ち着いたトーンで伝え、選手紹介を経て徐々にトーンを上げていき、いよいよTipOff!
 
序盤から僅差の展開でその熱気につられるように自身の声も大きくなります。
残り1:20で1点差、そこでリードしているチームが勝利に大きく近づく3Pシュートを決めた瞬間、これまでのどの練習の時よりも声がしっかり出せたのを覚えています。
少々のどへの負担を感じながらも放送終了まで伝えきり、この日の実況を終えました。
 
翌日にゲーム2の実況も担当。
この日もラスト1.9秒での同点劇が起こる僅差の展開でした。
最後までテンションを上げて伝えた結果、のどだけでなく上半身全体に張りを覚える感覚を持ちながら、バスケットボールの実況デビューを終えました。
 
この二日間、多くのことを学ぶことができました。
練習中、ずっと課題としていた盛り上げどころでしっかりテンションを上げきること。
この点は本番の機会で逃すことなくできたように思います。
その反面今度は必要以上にテンションを上げてしまい、落ち着くべきところも上がってしまいました。
その為のどへの負担も大きく、もしゲーム2でオーバータイム、延長戦に入っていたら、果たして伝えきることができたかどうか。
今後はメリハリを意識して、聞いてくださるみなさんが心地よく楽しめる実況を心がけていきたいです。
また実況面だけでなく、出張の際の就寝時間や翌日の資料作りなどスケジュール面でも学びがありました。
 
放送をご覧になった方からいただいた激励のメッセージを見て感謝したのと同時に、ブースターがどれほど今シーズンの開幕を待ちわびていたかを改めて感じました。
今シーズンからコメンタリーがついたBリーグB2。
みなさんの愛するクラブ、選手の活躍を実況としてより魅力的に伝えていけるように精進してまいります。
 
菅江 隆一
 
2020年11月04日 17:11

有限会社ユウセイプランニング
ユウセイスポーツアナウンス講座
大阪教室

〒530-0047
大阪市北区西天満5-4-13
ユリスト西天満503
会社概要はこちら
特定商取引法に関する表示

モバイルサイト

有限会社ユウセイプランニングスマホサイトQRコード

スマートフォンからのアクセスはこちら