9月10日アナウンススクール内容
受講生ブログをご覧くださいましてありがとうございます。
9月10日、オンラインでアナウンススクールが開かれました。
受講生それぞれが本番・練習で行った実況・原稿読みをチェックしていきました。
バスケットボール実況の録音を準備してきたある受講生がいました。
その受講生は、必要な場面でトーンアップができることを目標とし、メリハリに挑戦中です。
実況を聞いたあと、その受講生に対して「なぜそのテンションで実況したか?」という質問がありました。
1)自分がその場で思いついた感覚で行っている
2)狙いをあらかじめ把握した上で行っている
テンションの選択について、自分の立ち位置を確認をします。
2)の、意図した選択を持っていた場合は、そのポイントを正確に捉えていたのかどうかもまたチェックします。
無意識のままにトーンやテンションが上下しているのか、
意識して行ったメリハリが理想的な目標から離れているのか。
課題解決に向けた出発点は、実際に喋った本人だけがわかることなのです。
その受講生が自分がどのタイプかを考えていると同時に、私も実況におけるトーンの選択について振り返っていました。
さて、もう一つ、質問が出ました。「今回の練習では、なぜその試合を選んだか?」
題材としていた試合は、接戦で迎えた第4クォーター(延長を除けば最終ピリオド)でした。
この理由が即答できるほどに明確であると、テンションへの取り組み方も違っていたはずです。
「自分の言葉に意図を持つ」
「練習のために練習するのではなく、本番のために練習する」
原点とも言うべき、このアナウンススクールに入ってから学んだことです。
今回、フィードバックのやり取りにおいてこれらの言葉が出ることはありませんでしたが、
私は意識せざるをえませんでした。
思うに敏感になっていたということは、足りない点がある証拠。
こう文章を書いていると、気が引き締まります。
気だけではなく、成果として、実りある秋を目指します。
松下 翔