7月16日アナウンススクール内容
高校野球の地方大会も徐々に始まり、例年とはまた違った形で活気を見せ始めています。今週も野球実況チームは解説役と実況役を交代しつつの野球実況でした。私の方はと申しますと、サッカー実況を見てのお勉強です。実際に実況されたアナウンサーさんとお話をして色々と教えて頂きました。
今まで深く「実況」について考えたこともなかったので、改めて実況さんが何をしているかという視点を持つことが出来ました。
ただ正直、いい実況とは何か分からん。というのが素直な感想です。
人の好みもあるでしょう。賑やかな実況が好きな人もいれば、淡々と事象を伝えてくれる実況が好きな人もいます。
ただ、今回の件でより意識して実況を聞くようになりました。テーマを持って試合を観た時に90分間どう過ごすか。試合展開を追いつつ、時間経過の中でどのような話をするか。その試合全てを通して、と言うのはあまり意識しきれておらず、その場その場の点で試合を観ており、一本の線では観られていなかった部分もありました。
90分の線を意識して試合を観てみると、いつもとは違う気づきがあります。
試合開始直後はフォーメーションの話。そこから予想される試合展開。およそ15分刻み程で試合の流れを確認しつつ時間経過を伝える。得点が入ればそのシーンはどうして生まれたのか。後半に入ればメンバーチェンジはないかどうか、フォーメーションは変わっていないか。交代を切っていなければ交代を含めての試合展開。
勿論、都度都度試合の流れによって変わってくる部分はありますが、時間帯によって話す内容が変わっていることに気がつきます。
視点が変わると、見えてくるものも変わってきます。
見えてくるものが変化すると得られる知識も変わり、新たな知識が増えること程楽しいことはありません。
結果としては、今はまだ実況の良し悪しは分からず仕舞いです。
ただ一つ分かったことはスポーツは、実況や解説、インタビューによってさらに彩られ面白味が増すのだということです。
2020年07月23日 09:56