7月9日アナウンススクール内容
今週も受講生ブログをご覧いただきありがとうございます。7月9日も南森町の教室でアナウンススクールが開かれ、各々感染症対策をしっかりと取ったうえで野球実況の練習を中心に行い、女性受講者はプレゼン発表(フリートーク)でした。
今回の実況練習では生徒の一人を解説役において二人三脚で進めました。プロの試合の映像を元に行い、私はそこで登場した投手のスピードに注目して、解説役に質問をしていきます。160キロに迫る速球や140キロ台後半の変化球、投げているコースについて一球ごとに意見を求めました。
実況を終えたあと、もっとワイドな話を解説にふった方が良いと先生からアドバイスをいただきました。どうやって今の状態に至ったのか、どこがポイントだったのか、またリードしているチームはこれからどういう形で守っていくのか、ビハインドのチームはどう取り返していけばいいのかなど時間軸を広く持って質問をすることで、両チームのファンに今後の展開への期待感を高めることができるということでした。
私が先に行った質問内容だとその投手のファンは喜ぶかもしれませんが、今後の展開についての言及が少なく、そのシーン以降の盛り上がりを高めることは難しいかもしれません。
広い視野を持つためには何が必要かを考えたときに、過去のレッスンで「いろんな立場に立って状況を捉えることが必要だ」と指摘いただいたことを思い出しました。1点差で一死3塁という状況を伝えるとします。3塁ランナーがホームに帰れば同点、犠牲フライでもワイルドピッチでもランナーは帰ってきます。そんな中でバッターはどうやってランナーを帰すんだろう、ピッチャーはどうやって抑えるんだろう。キャッチャーはどんなことを考えていて、守備はどういう態勢で、ベンチはどんなことを考えているんだろう。両チームのファンは今どんな想いでこの状況を見ているんだろう。ここで同点になったら、抑えたら、この後はどうなるんだろう。
ただ目の前の状況を伝えるだけではなく、常に脳をフル回転させて伝えていけるように普段の実況練習から負荷をかけて実践に備えようと思います。
2020年07月14日 18:46