6月4日オンライングループレッスン
今週も受講生ブログをご覧いただきありがとうございます。
6月4日、オンラインレッスンでも野球実況の練習を行いました。
先週の個人レッスンのブログで挙げられていた「プロセス」ですが、
野球では一球ごと、ワンプレーごと、イニング、さらには1試合ごとでの変化・つながりが実際のプレーで大きな要素となりますから、実況する上でももちろん大切になりますね。
野球実況を練習し始めたころ、実況しながら気づくのは至難の業で、
「さっきオモテの守備でファインプレーをした選手が、今、ウラの先頭バッターだよ」
というような多数の人が知っているセオリー・格言のようなものを耳打ちしてもらって「点」から「線」への実況アプローチが始まりました。
プレーの中に流れ・きっかけがないかを探し、気づく。
高度な実況を目指すなら布石をどれだけ持つことができるか。
「第1打席で見せたバッティングの良さが第2打席のヒットにつながった」などからグループレッスンでも「プロセス」が話題となりました。
あとは的確なタイミングで布石を打つこともまた別のハードルだなと感じました。
さて、レベルの高いお話をしましたが、高度な実況は基礎ができていてこそ。
今回の実況練習では、自分の癖が出ていました。
レフトフライを補足説明する際です。
「浅めのフライだったな。少しライン寄りのフライだったかな。いやいやライン寄りと言っても白線からは10mぐらいは離れているはず…。足は10歩ぐらい動かしたから定位置の近くだし、そもそも定位置は何をもって定位置と言うのだ…」
言葉の選択に迷いが出てくると、実況の文がなかなか終わりません。
文は短く、一文に複数の情報を詰め込まないのが鉄則。
久しぶりの野球実況の講座で、シンプルな表現への精度を高めようと再認識した次第です。
毎日新鮮な気持ちで練習に取り組んでまいります。
松下 翔