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4月15日オンライン個人レッスン 野球編

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今週も受講生ブログをご覧くださいましてありがとうございます。

新型コロナウイルスの影響で教室での授業が4月中開講見合わせとなった中、先生からのご提案でウェブを介してのマンツーマン映像授業が開講されました。
 
ニュース原稿読みと野球実況の2点を学びたいとあらかじめ先生にはお伝えし、まずはニュース原稿読みの注意点について学びました。前日に先生からいただいた原稿を読んでいきます。授業前に何度か下読みを行い、課題であった「立てるべき内容はどこか」ということを意識して読んだつもりでしたが、結果的には言葉を立てる箇所が多く文章がぶつ切りになってしまい、聞き手にとって内容が受け取りにくいものとなってしまいました。
どうすれば自身で「立てるべき内容」を把握できるのか。それは「未知」の情報と「既知」の情報を理解することだと先生から教わりました。今回取り扱ったニュース原稿は「新型コロナウイルスの影響で都内の救急患者の受け入れが断られるケースが出ている」というもので、私は当初「新型コロナウイルス」という言葉を立てていました。しかし「新型コロナウイルス」は既に一般化した言葉であり、それよりも「都内の救急患者が受け入れを断られる」という情報が視聴者からすれば未知の情報であり、ここが伝わるように伝えなければなりません。
アドバイスを受けてから原稿を読み返してみると、先ほどよりもスムーズに読めたことに気が付きます。「あれもこれも大事」と気を張っていた読みから解放されて、ぶつ切りの文章がストレートになったことが大きかったのかもしれません。
「何を伝えたいのか」はニュース原稿に限らず、言葉を扱う仕事すべてに通じます。練習でも本番でも、まずはここをしっかりと落とし込むことが大事だと実感しました。
 
さて次に野球実況についてですが、描写力がまだまだ乏しいと感じ、ラジオ実況を意識した伝え方で練習しました。

途中、相手投手の投球練習が映り、その投手のここまでの投球内容を伝えたのですが、ここで「待った」がかかりました。映像があればいきなりその投手の話を出しても問題はないのですが、ラジオについては聞き手に描写をしてもらわなければなりません。ですから「〇〇投手が1塁ベンチ前で投球練習を始めました」といったように必ず前フリを挟む必要が出てきます。
他にも「ストライク」「ボール」の宣告や得点シーンの描写など、テレビ以上に詳細な実況を求められます。一瞬の描写を正確に、素早く伝えられることで聞き手に対し大きな感動を与えることができるのです。過去に高校野球の実況を担当した際、最後のワンプレーがうまく描写できず、最大限に盛り上げきれずに終えてしまった経験があります。反応を鍛える方法に近道はなく繰り返し練習をするほかありません。ハイライトシーンなどを何度も見返し鍛えようと思います。
反応ともう一つ、アドバイスをいただいたこととして、繋がりを大事にすることでした。投手で言うならば、前の回と今の回の関連性といった繋がりもそうですが、ここで指摘されたのは自分が先に実況したことと、今の状況との繋がりです。実況が「この選手は注目です」と前フリをしたにもかかわらず回収されないまま実況が続くと、聞き手としては「結局どこが注目ポイントだったんだ」と心の中にモヤっとしたものを残してしまいます。繋がりを意識することでスッキリと聞きやすい実況になるのだと教えていただきました。
 
およそひと月、個人での練習を続けてきましたが、「どこを改善していけばいいのか」という疑問は常に付きまとい不安を感じていました。今回映像授業を通してフィードバックをいただけたことで新たな課題が見つかりました。また目標をもって気持ちよく練習に取り組むことができそうです!

菅江 隆一
 
2020年04月15日 23:04

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