3月5日アナウンススクール内容
今週も受講生ブログをご覧いただきありがとうございます。3月5日はリポーター、アナウンサー、セミナー講師と多岐にわたる活躍をされている特別講師をお招きし、3つのワークを通して様々なことを学びました。
まずは円滑なコミュニケーションを図る練習として「褒めトーク」を行いました。ペアを組んだ相手の良いところを1分以内で5つ以上伝えるというワークです。5つくらいすぐに出てくるだろうと思いきや、これが意外と出てこない。まだまだ褒めるための言葉の引き出しが足りないなと痛感した次第です。初めて訪れる現場では初対面のスタッフと円滑な関係を作ることが何より重要になります。良好な関係性を築くことで、次回の仕事につながる可能性が大きくなるからです。これは声の世界を問わず、人と人とがかかわる仕事においては共通かもしれませんね。
続いてのワークもペアを組み、生放送の情報番組のリポーターとして実在するイベントや観光地をテーマに、相手が演じるイベンターにインタビューをしながらその魅力を2分~2分30秒で紹介するというワークを行いました。私が担当することになったのはデパートで開催されている海外の物産フェアのリポートで、バイヤーにインタビューをするという内容でした。カメラ目線を意識しながら、あたかもそこでイベントが行われているかのように紹介し、バイヤー役の相手と呼吸を合わせながら魅力を伝えていきます。マイクも使用しているのでマイクワークにも気を配りながら実戦形式で行われました。結果は2分15秒で終了。時間いっぱいやり切ることを目標にしていたので悔しい結果となりました。
このリポーターワークを通して学んだこととして特に印象に残ったのが、伝えたいこと、伝えなければならないことを把握して臨んでいるか、という点でした。「このイベントはこういう内容で、こんなものが売られていて、この日までやっています」という情報だけなら、おそらく多くの人が伝えられると思います。そこから視聴者が知りたい情報、イベント主催者が伝えてほしい情報をくみ取って伝えることがプロとして大事なのだと学びました。そしてもう一つ、情報を伝える際に必要なことがあります。それは、楽しく伝えることです。自分自身がそのイベントに対しポジティブなイメージを持ち、魅力を把握して、表情や声のトーンを明るくして伝えれば、視聴者やイベンターにもその魅力が伝わりやすくなります。過去に食レポを経験したことがあるのですが、少しわざとらしく映ってしまいました。今から考えると、その商品の魅力を探ろうという姿勢が足りなかったのかもしれません。
最後に行ったワークはCM原稿読み。ここでは基本的な発声の技術についての指摘があり、発声練習の鍛錬不足を思い知らされました。そしてリポーターワークと同様に、このCMに対しても楽しく読めているかどうかが重要だと指摘されました。
今回の3つのワークを通してポジティブに物事をとらえ発信することの必要性を実感しました。新型コロナウイルスを始めネガティブなニュースが多い今だからこそ、前を向いて活動していきたいと思います。
2020年03月12日 10:51