2月27日アナウンススクール内容
今週も受講生ブログをご覧いただきありがとうございます。
先週は新型コロナウイルスの影響でJリーグ・Bリーグは開催延期、プロ野球・競馬では無観客開催となり、
スポーツアナウンス界にも衝撃が走りました。
私としては、感染予防であったり、これからのアナウンスであったり、やることをしっかりとやっていきたいと思います。
さて、先週2月27日のアナウンススクールでは、出席者のそれぞれ中継の様子を振り返っていただきました。
各自いろいろな勉強があり、中身の濃い一日になりましたが、
今回のブログのテーマは、ポジティヴシンキングと準備(スポーツ中継に向けて)について書きます。
2週間前には「大好きマップ」のワークを通じて、自分の価値観を確認しながら、プラス思考も養いました。
このプラス思考についても、準備や本番の時だけ都合よく働かせることができるのではなく、やはり普段から養ってできるものです。
プラス思考のメリットの一つに、自分の思考における時間軸が過去から現在・未来へと前に向くことが挙げられます。
スクールで見ていただいた私の競馬実況も含めて、今週までの自分の準備を振り返ると、過去の成績にこだわっているとわかりました。
これでは、ただ調べただけの準備になってしまいます。
そこから踏み込んで、まずは「今回はどうなるだろうか?」という視点につなげる。
「今回はどうなる?」という視点が明確になると、実況のテーマができるはずです。
ここで、試合中にある新人選手がまさに活躍をした例を考えてみます。
(1)身長・体重や、出身校や全国大会で優勝に導いたなどの経歴
(2)今行われているプレーやパフォーマンス、あるいは新人選手を取り巻くチームメートの様子など、
ひいては、相手チームが取るべき対策、今後新人選手がチームに与える影響、今後のリーグ戦・トーナメント戦への展望
(1)か(2)か、どちらがよりワクワクするような話となるかは言わずもがなですね。
未来への視点について、これまで私の実況の目標ではあるのですが、
自分の準備を精査し、自分の傾向・改善策が少しずつわかってきたように思います。
「実況はプレゼンである」とは、この講座で学んだことの一つです。
プラス思考でどれだけ、その競技に楽しみな点を準備し、整理できるかを課題に取り組みます。
また、プラス思考で確認したい点の1つに「受け入れる」というものがあります。
というのも2週間前のアナウンススクールのあと、こんなやり取りがありました。
オブザーバーの方に「自己の価値観について、学生のころに自分の性格が完璧主義だと知って、それ以来改善を-」と話したところ、
「完璧主義が100%悪いことだと思っていませんか?高い質を目指すことは良いことですよね?」と返答を受け、私息をのみました。
先ほど私は、自らの準備において「過去にこだわる」という否定的な表現をしましたが、
言い換えると過去は丁寧であると言い換えられるかもしれません。
時には過去の情報も、中継の際に幅を広げてくれるものです。
現状を否定せずに受け入れることにより、過去・現在・未来のバランスをとりたいと思います。
ところで、準備と言いますと、
当日の準備(過ごし方)もあれば、マイクに向かうまでの直前の準備もあります。
2月26日のアナウンススクールでは直前の準備についても学びましたが、それは別の機会に。
今週もありがとうございました。
松下 翔