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2月6日アナウンススクール内容

今週も受講生ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

2月6日は特別講師をお招きしてアナウンススクールが行われました。
この道何十年のベテランアナウンサーから、朗読を通じてアナウンスの基本をみっちり教わりました。

 

先生が「伝える」にあたって大事にする「話す力」、「読む力」、「聞く力」のうち、
今回の授業では2~3行の短い原稿を15程度読み、この「読む力」を鍛え、見つめ直していきました。

 

短文の原稿といって、侮るなかれ。
2,3の文章、文字数にすると150あたりを読むだけでも、
スピード、音の強弱、高さなど、自分の音声表現がどんなものなのかが判明します。

 

核心の単語は何か?などを原稿から察知して表現する。
これが察知できない、または音声表現が足りないと、
伝わらない・字面だけを読んでいるものになってしまいます。

 

今回、顕著にわかる箇所がありました。


「あなたのまわりに危険はありませんか(一部抜粋)」という文の「あなた」です。

 

この「あなた」は、マイクの先・テレビカメラの先にいるリスナー・視聴者です。
字面を読むだけでは、「先」へと伝わらないのです。
今年から競馬中継(OBCドラマティック競馬)でお昼に成績やオッズ、馬体重などを読んでいる私にとって、非常にタイムリーなお話です。

 

字だけを読んでいる「あなた」を卒業し、
まずはどう表現するかを考えた「あなた」へ(第一段階)、
最終的に自分の中で一番伝わる・表現できる「あなた」を目指す。
そんなお話もいただきました。

 

その日曜日の中継では、高配当が書かれている払戻金の原稿を目にしたときに、講座のことを思い出して放送に臨みました。
最終段階へとレベルアップできるように練習します。

 

もちろん表現以外にも、速度、強弱、高低、アクセントなど他の基礎の部分もしっかりとチェックをいただきました。
アナウンススクールに入るまでは、フレーズだ・描写だと実況ばかりを気にしていた私ですが、入ってから2,3回目の講座で、基礎の部分が視聴者にとって一番わかりやすい(評価しやすい)点だと学び愕然とした記憶があります。

 

特に先月のアナウンススクールで私の競馬実況を聞いていただいた際に、競馬実況では音声面での出来が如実に出るとフィードバックをいただいたばかり。

 

より一層、聞きやすく、そして伝わる実況、中継について向き合ってまいります。

 

松下 翔

2020年02月13日 18:43

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