11月28日アナウンススクール内容
今週も受講生ブログをご覧くださいましてありがとうございます。
11月28日の講座について振り返ります。
この週は三宅きみひとアナウンサーに加えて男子が5人出席していたこともあり、男子組は競馬実況をメインに行いました。
競馬実況について聞くだけでなく、喋るレッスンは久しぶりだと思います。
そして実はこの日、寺西先生も含め、実際に競馬場で実況をしている人が4人もいる中で、私を含めそれぞれ受講生が実況を行いました。
果たして前回の時に比べてどれだけ成長できているか?
そんなことが頭をよぎりつつ、たくさんのプロに囲まれる、となると自然と心拍数が上がるものです。
私が1回目の実況を終えた時には、かなりの胸の高鳴りがありました。
同時に2回目の実況の前には、「速く喋りすぎているかもしれない」「これは注意信号か」と思っていました。
しかし、2回目の実況でゲートが開いた瞬間にその意識は消えてしまいました。
そうすると、緊張気味だった1回目でも起こらなかったミスが起こりました。
先輩アナウンサーの評価をお借りすると、「自分の舌がついていくことができるスピードを超えた」のです。
今回では自分の喋りのスピードにおける限界を知ることができたのは幸運ですし、
録音を聞き直すことで当時の声のトーンを知ることもできました(最初から相当なハイトーンでした)。
あとは、自分の能力の限界を超えて情報を入れようとしたことも、舌がついていかなくなったことの一つだと感じました。
そのあとレッスン終了時のフィードバックの時間で、先輩からは、先輩自身も同じような経験があったこと・その時どうしていたかについてお話をいただきました。
話すことにおいても、ある失敗から連鎖のごとく失敗が続いてしまうことはよくあります。
特に競馬実況は1分~3分で完結するわけですから、初期対応が重要となります。
そしてその対応方法は個人によって異なります。
自分にあうリセットポイントを見つける必要があります。
私も実況中にオーバースピードによる発音のし損い(噛むこと)が立て続けに出たときに対応を試みましたが、適切なスピードを取り戻すことはできませんでした。
対処の途中で先述の情報を入れようとしたこと(この時は詳しい描写でした)が阻害要因だったかなと思っています。
今週はアナウンススクールのみなさんのおかげで、放送本番さながらの経験をすることができました。
こうした経験が、本番におけるお守りにもなると思っています。
もちろん、今回の学びと振り返りを活かし、練習することも忘れずに。
今週もありがとうございました。
松下 翔