11月21日アナウンススクール内容
今週も受講生ブログをご覧くださいましてありがとうございます。
11月21日のアナウンススクールは男女合わせて6人が受講しました。この日のレッスンはGood and new(2分のフリートーク)からスタート。
発表を終えて自身の内容を動画で確認してみると、次のことが気になりました。一つの物語を2分にまとめてうまく話したつもりが、結局何がgoodで何がnewだったんだろうと話がぼやけてしまったのです。
その原因は自分の中でgoodだったこと、newだったことを裏付けるストーリーがなかったことにあります。
相手に自身のストーリーを伝える際は「なぜ自分はその出来事がgood、newだと思ったのか」という点を伝えなければ、自分だけが納得する、いわば自己満足な発表に終わってしまうからです。「自分が伝えたいこと」に頭がいっぱいになって「相手に伝えたいこと」が疎かになってしまったことを反省しました。
Good and newのあとは二人一組での2分間のペアトーク。ラジオ番組のDJという想定でこの時期にちなんだ話題(冬の訪れ、一年の振り返りなど)を伝えるというものです。
こちらも発表後に動画でトークを見直します。ペアの相手に投げかける言葉はどうだっただろう、相手の質問に対しての返答は適切だったか。見直すことで自分の癖や言葉選びの偏りに気づくことができます。
こういった気づきは実況という仕事において欠かせない存在である解説の方とのコミュニケーションを図る上で重要になります。相手は目の前で行われているスポーツの専門家です。その専門的な視野をできる限り多くファンの方も聞きたいと感じています。だからこそ実況者は目の前の出来事を伝えるのは大前提として、いかに解説の方から専門的な話を引き出せるかが大きなポイントになるのです。
見ている人、聞いている人が求めているものは何か。実況だけでなく言葉を使う仕事を生業にしていく者として大きな学びを得た一日でした。