11月7日アナウンススクール内容
今週も受講生ブログをご覧くださいましてありがとうございます。
11月7日のアナウンススクールは男女合わせて8人が集結。
ニュースの原稿読みからスタートし、そのあとは各4分野に分かれてのワークになりました。
多様な声が聞こえてくる賑やかな教室となりました。
ニュース原稿はテレビ放送を意識して、各自撮影した映像を寺西先生に見ていただきました。
これを見直すと無意識のうちにやっていることが如実に表れているのがわかります。
以前10月でインタビューワークをした際に、撮影を行いました。
インタビュアーの表情を撮影することが目的だったのですが、
インタビューされている私の姿も映っており、そのときの自分がどのように受け答えをしているのかを知り驚きました。
姿勢、目線、しぐさについて、本人は鏡でもない限り知り得ることはできません。
冷静にどう自分が話しているか(聞いているか)を確認する。
独善性をなくし、客観的に自分を見直せることは大切だと思います。
この冷静かつ客観的な視点が先週末の実況におけるポイントの一つだったと思います。
私事ですが先週11月9日(土)に
男子プロバスケットボール・Bリーグ(B1)第8節大阪対横浜のゲームの実況を担当させていただきました。
バスケットボール実況は昨シーズンからの半年ぶりでした。
いろいろな意味で春に実況したときとは違う部分がたくさん出たと改めて映像を見て感じました。
このアナウンススクールにおいて、実況するにあたって先生や先輩から学んだことに、
「資料・準備を捨てる」勇気を持つ
ということがあります。
実況する前には、選手・チームのこれまでの状況・情報を整理してストーリーを構築したり、チームとチームの対戦においてはテーマづけをしたり、見どころを考えたりと準備を行います。
しかし、競技は100回行われれば100通りの結果が出ます。
準備とは相反する展開も起きるわけです。
試合には動きがあり、まさに生きているのであり、だからこそ今しか見ることのできないライブ感が存在します。
そのライブ感を出すために、
自分の準備してきたことと目の前で起きていること、どちらを優先するのか?
もちろん後者であるのですが、そのときに切り替えて目の前のことに集中するべく、「捨てる勇気」が必要となるのです。
また、ここは切り替えるのだ・捨てるのだと全体を見渡すような客観的な視点を自分が持っているかもかかわってくるでしょう。
今、現場で何が起こっているかを冷静に見られる力。それを受け入れられる力。
自分が自分の発表を振り返る場面や他者の発表をチェックする場面における集中力。
他者が自分に送ってくれる気づき。
アナウンススクールでは、このようにして自分の視点、視野を磨くこともできるわけです。
今回の実況で実感するところが大きかった「準備は大切だけれども、その準備にこだわりすぎない」点。
より客観的な視点も持てるよう取り組んでいきます。
松下 翔