10月24日アナウンススクール内容
日頃余程意識していないと主観で物事を見てしまいますが、そればかりでは自分本位になってしまいがちです。だからと言って己を客観視するのはなかなか難しいことです。
ただ自分で自分を客観視するのは難しくとも、他者からの客観的意見は取り入れやすく大事だと感じた講座でした。
この日は先週に引き続きインタビューワークを行いました。
二週同じ課題を行う利点は、やはり先週との差を明確にできるところですね。
今週はできた所、まだできない所。先週とは違う視点で相手を掘ってみる。様々な手段を試すことで自分の長所や短所を確認することができます。そして、自分の苦手とする部分は他の方のインタビューワークを見ることにより学びがあります。
たとえば私ですと、どうしても緊張してしまい表情が強張ってしまいます。果たして他の方はどうされているのかでしょうか。
よくよく見てみますと、まず第一声からして違います。挨拶から笑顔で話しやすいような雰囲気づくりをされています。そうすることでインタビューを受ける側も警戒心を解き自然な形で話を始めやすくなります。その後も、上手く相手の話を聞いて相槌を打っていました。相槌もワンパターンにならず、言葉を反芻したり少し大きめに反応をしたりと多種多様な返答を用いていました。すると、しっかりと相手にも話を聞いているという印象を与えることが出来ます。
やはり聞き手側の反応がいいと、話している方も徐々に乗ってきているのが見て取れました。すると自ら話題提供もされますし、少し込み入った内容でもするりと話してくれていました。
インタビュアーが違うとここまで違うものなのかと感心してしまいました。またそれと同時に自分のインタビューを鑑み、改善するためにも非常に勉強になりました。
この後に受講生が行った実況を見ながら意見の出し合いも行われました。どの選手がどういったプレーを行ったのか、どうすれば伝わりやすいか。また実況の傾向などもやはり他者から見ることで明るみになる部分も多くありました。
自らを見直すことも大切ですが、他者を見ることによって自分にはない良い点を見つけ吸収できます。主観で物事をみるとどうしても独りよがりになってしまう部分もあります。
それを含めて客観は大事だと改めて思った一日でした。