10月10日アナウンススクール内容
今週も受講生ブログをご覧くださいましてありがとうございます。
10月10日のアナウンススクールは男女合わせて6人が受講。
男子は野球実況、女子はインタビューについてそれぞれ実戦を中心に行ないました。
また、この日の15時からは男子4人が集まりバスケットボール実況の自主練習を行いました。
夜のアナウンススクールでの野球実況も含めて、
一人が行なった実況に対し、聞いていたその他の受講生が意見を出し合います。
ここでの大きな学びの一つに、「何ができているのかを確認する」ことが挙げられます。
学びは改善点だけでなく、「できたこと」でも得られます。
バスケットボールの実況練習では
『「得点が入らないシーン」で他の人と違っていた』
と先輩から興味深い感想をいただました。
スポーツは成功よりも失敗の数が多いものです。
バスケットボールも例外ではなく、国内プロ男子最高峰のB1では、
通常のシュートだと45%、難しい3ポイントシュートなら34%の成功率の世界です。
(昨季の各クラブの平均値です)
したがって、「決まらない」「外した」などの直接的にネガティヴな表現を使っていると、
聞いている方はいい気持ちにはなりません。
これまでの私の練習では、直接的な表現を言い換えることに取り組んでいました。
また、
・シュートが決まらないのは、守備側の防御が成功したということ
・シュートは外したけれども、マークされずにフリーで打つことができた
など、「シュートが成功するかどうか」だけではなく、視野を広げる点にも意識を高めていました。
そこが先輩は私と他の方との実況で聞こえ方が違うと言ってくださいました。
このような点で、「何ができているか」を知ることは、自信にもなりますが、
何より、できていることを続ける、さらに高めることについて明確になります。
今日できていることを「明日もできるようにする」「明日はレベルアップさせる」
やみくもに練習することとは大違いです。
この日の実況練習で私は別のポイントに重きを置いていたのですが、他の人からシュートの描写について感想をもらうことで、思い出したように確認することができました。
一人でも、できたこと・できなかったことを確認することはできますが、
他の人と練習することでチェック機能がより強化され、多くのことに気づけるのは一人の練習ではできない強みですね。
話す(実況する)側から聞く側に回れば、今度は聞くことに集中!
私も含め数人は夕方から夜までエネルギーを使いましたが、収穫も多い講座となりました。
松下 翔