8月29日アナウンススクール内容
今週も受講生ブログをご覧くださいましてありがとうございます。
8月29日のアナウンススクールは男子3名で行われました。
ニュース原稿読みを中心に、最後は競馬実況の練習を行いました。
ニュース原稿読みはこのブログでは何度も登場していますが、
「原稿読みの先に実況がある」通りで、アナウンサーの基本です。
「new(新しい情報)」は何か?
原稿の中で一番に伝えるものはどれか?
情報を整理・ピックアップし、原稿の背景を把握する。
そしてアナウンス技術を駆使して音声表現にする。
原稿の内容をしっかり理解している人は、
原稿の読点や改行の通りに区切って読んだり、自分の息のしやすい所で切れ目を入れたりすることもありません。
「ただ文字を読む」のではなく、「伝わる読み」を目指します。
さて、今回扱ったニュースは「政治」「経済」「海外の株価」の3つ。
内容は少し難しいニュースだけに、憲法改正・金融緩和といった用語がわかっていないと、
一文において主述の理解はできても、文章全体での理解が曖昧になります。
すると、やはり文字だけを読んでいるだけの原稿読みに近づいてしまいます。
他にも株価の数字の持つ意味合いも分かるかどうかでクローズアップの仕方が変わります。
(スポーツの記録などもそうですね。史上何人目・現役で何人目の記録か?数字の持つ価値も変わりますね)
感覚トークのワークにより、五感に対してはアンテナを張って生活している私たち受講生ですが、今回のニュース原稿の用語に対しては、キレよく即答!とはなりませんでした。
日常生活において、敏感になるのは1つの分野だけではないことを確認しました。
高校時代、期末考査に向けて「中間考査の通りにやり続ける」と計画表を提出したところ、
担任の先生から「現状維持は退化の始まりです」と諭されたことをふと思い出しました。
知らず知らずのうちに後退…ではなく、
「前に進んでいる!」という“快“の実感も得ながら、情報の更新を毎日続けていきたいです。
松下 翔