7月18日受講生ブログ
各都道府県で高校野球の大会が行われているなか、7月18日のアナウンススクールに出席しました。
放送デビュー、いわゆる初鳴きからちょうど2年。
おととし、昨年に続き、今年も夏の高校野球の実況を担当させていただきました。
今年もたくさんの方々にお世話になり、高校野球中継に携わることができました。
厚く御礼申し上げます。
プレーする選手、監督、そして応援するみなさん、素晴らしい大会の雰囲気のなか、
約1週間、奈良大会の3試合を実況することができました。
中継が終わっての振り返りですが、
ご覧くださった方が抱く違和感を改善することに尽きると思います。
課題と感じたのが、本番前の「中継直前に自分を信頼すること」
本番前は、謙虚に勉強・練習し、準備を行いますが、
本番中は、「自分には才能がある!」「自分が一番上手いアナウンサーだ!」と思い込む。
本番での心構えとして、アナウンススクールで学んだことの一つです。
過信ではなく、慎重になる場面ではもちろん細心の注意を払います。
心が揺れることなく、第一声をあげられるか?
本番中、動揺に対して切り替える力を持ち、精神的に安定した状態を続けられるか?
自分を最大限信頼することがパフォーマンスの安定になります。
本番までに信頼へのプロセスが足りなかったと振り返ります。
取材を終えて球場内に戻ってきたあと、中継が始まるまでの時間。
自分自身や自分が準備した資料を信頼すべく、どんな意味を持ち準備をして臨むのか?
1試合目でその大事さを強く感じました。
2日挟んだ2試合目では、落ち着きを増やすことができました。
1試合目に比べて声質が違っていたので、改善することはできたと思います。
ただ、これを全試合通してやりたかったことに悔しさがあります。
繰り返しになりますが、本番前の最後の準備。
特に1試合目は前の試合との関係で、試合開始がイレギュラーな時間になりました。
この外部要素を原因にしては、成長はありません。
例えばアナウンススクールにおけるフリートーク時のシンキングタイムであったり、
授業終了時の振り返りのトークであったり、共通するところがあります。
春の講座で、プロ野球を実況練習した時にも、
オーダー表を書き写す際に制限時間を盛り込むなどの工夫の余地もあったと思います。
どんな準備をして、どのように本番に臨むのか?
限られた時間内で本番に向けての整え方は、普段の練習から繋がっています。
アナウンススクールのみなさんと意識を高め合い、精進します。
松下 翔
2019年07月24日 17:36