6月20日アナウンススクール内容
少し振り返る形になりますが、6月20日の講座の内容についてお話しさせていただきます。
この日は正に、実況一色でした。
先日、漸く近畿地方も梅雨入り宣言が出ましたね。今年は軒並み梅雨入りが遅れていましたが、明ければもう夏。すぐに甲子園の時期がやってきます。
その準備をすべくテレビ放送を見ながら実況練習を行う、野球実況チーム。そしてアナウンサー試験対策のため、初見映像の実況練習を行うチーム。この二手に分かれての講座でした。
野球実況チームはまず実況準備から行います。自分のノートにポジションや交代選手などを記入する下準備を行います。これが出来ねば実況が始まりません!
そして、そこからは交代で実況を行っていきます。一人が実況を行い互いに指摘し合っていきます。
一方、初見実況。私はこちらに参加していました。
正直、終わった後は頭がくたくたでした。
30秒間程の映像を見て実況を行うのですが、少しでも言葉に詰まったり、余計な言葉をつけ足したりすると、あっという間に映像は流れていってしまいます。いかに瞬時に状況を理解できるか。映像の魅力を伝えられるか。聞いている人にワクワクドキドキ感を与えられるか。一瞬たりとも気を抜けず、尚且つ、適切な言葉や表現を頭の中で探し出し構成を立てて発言する。
僅かな間に行われる作業があまりにも多すぎます。これを世の実況者さんは行っているのですから本当に凄いです。
ただ、実況は本当に楽しいんです!講座ではよく「実況とはプレゼンテーションだ」と言われます。自分の好きな物の魅力がお客さんに伝わり共感してもらう。難しいことではありますが、醍醐味だとも思います。伝えるには勿論、頭の一部で冷静さは残しておかなければいけませんが。
そんな実況の入口を学んだ一日でした。
この初心を忘れずにこれからも励んでいきます!