4月11日アナウンススクール内容
半年ほど前からこちらではお世話になっております。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
今回は先週に引き続き野球とサッカーに分かれての実況でした。
サッカー組は、実際に受講生がDAZNで実況した試合を見ての反省会。
野球組はテレビ放送されている試合を見ながらの実況練習でした。
サッカーの実況の見学しましたが、非常に得るものが多くありました。
以前に実況の講座を受けてから中継を見る際には、どんな内容を話しているのか書き留めておくようにしていました。
選手の経歴であったり、チームの勝敗、状況など様々な内容をアナウンサーの方々は伝えてくれます。
そのような情報をいつ伝えるのか。場面毎に見合った情報提供の必要性を学びました。
例えば、ゴールシーン。
この場でまず必要なのはゴールを決めた選手は誰なのか。明確に名前を伝えること。
例えゴール前混戦であったとしても、いえ、混戦という視聴者からすれば分かり辛い状況であるからこそきちんと選手名を伝える大切さ。
ゴールを決めた瞬間すぐに選手名を言えるのが理想ですがなかなかそうはいきません。正直見ている身からすると「こんなに早く言っているのにまだ遅いの?」と驚くことも多くありました。
他にもどういった状況でのゴールシーンだったのか。どちらの足で決めたのかなど、伝えるべき情報の多さを改めて知ることが出来ました。
他にも選手によってどういった試合展開の可能性があるのか。
この選手はスローインの際に、ロングスローの可能性がある。
そうであればボールを投げ入れる前に伝えなければならない。結果としてそうであったとしても、違ったとしても話はいか様にも広げることが出来る。
前もって可能性を伝えることが大事なのだとお話しされていて、これもまた一つの状況に見合った情報提供なのだなと思っていました。
実況は事前準備もさることながら、いかに一瞬一瞬を見落とさずに伝えることが出来るのか。試合展開から何を汲み取れるのか。
講座内で度々登場する言葉ですが実況者として「試合に入る」のがいかに大切か学びました。
そうすることによって、試合の中で今必要な情報を取捨選択し伝えていけるのだと思います。
中継を見る時に今後はどういった情報を伝えているのかだけでなく、どういったシーンで伝えているのかにも注目していきたいです。
2019年04月15日 23:09