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3月28日、4月4日アナウンススクール内容

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今週も受講生ブログをご覧くださいましてありがとうございます。
3月21日は祝日のため、アナウンススクールはお休みでした。
先週3月28日は6人が受講。1人見学者がいらっしゃいました。

 

インタビューのペアワークを行った後、他己紹介の発表を行いました。
その他己紹介、自分の第一声を聞いて、すぐに自分の課題が分かりました。
内容の前にそもそも「誰を紹介するのか?」という、
一番大切な人の名前が目立って聞こえてきませんでした。
またもう一つ、話の内容に自信が持てなかったのか、全体的な声に安定感がありませんでした。
「一つの文で終わりに近づくにつれ、音が小さくなっていると思います」
と全員で自分の発表の振り返りを述べていると、
「今話しているのも、語尾の音量が下がっているよ」と指摘をもらいました。
課題はまさに「発表以外=普段での話し方」にあるのです。

 

4月4日翌週のアナウンススクール(この日も6人が受講)でも同じケースがありました。
スポーツ中継で解説者への質問がうまくいかない、やりとりが物足りない点について。
実況者と解説者のやりとりも中継を取り除いて考えると、つまるところ「会話」です。
相手の話をしっかり聞くことや自分の発言の傾向は、
本番で解説者のキーワードを聞き逃さないことや、相手に切り返す瞬発力に繋がっています。
では、会話はどこで鍛えるのでしょうか?
やはり日常生活にあります。

 

家族、友人、仕事・学校の人と話すときにどんなことを意識しているのか?
個人練習やアナウンススクールでの原稿読み、実況、フリートークなどの練習も
その日常生活で話している量には敵いません。
本番での話し方は何に影響されるかというと答えは言うまでもありません。

 

これまで、私は正しい言葉や正しいアクセントや人の話の聞き方には意識を傾けていたつもりでした。
しかし、まだまだ足りません。
それどころかこれまでやってきたことも「つもり」でやり方が間違っていたか、不十分であったかもわかりません。

 

一日一日すべての話すこと・聞くことに意識を向けるなんて・・・
と思われるかもしれませんが、
「日常生活が本番に表れる」とはこのアナウンス講座で教えられていることの一つです。
日常での会話をどれだけ変えていけるかが自分の将来を決めると言っても大袈裟ではありません。

 

さて、3月28と4月4日の間に、
4月3日にBリーグ(B1)第32節大阪対福岡のゲームの実況を担当させていただきました。
実況後には3週間前初めて実況した時とは倍以上、心身ともに疲れ果てていました。
初実況が「ゴールではなく、本当のスタートである」とはよく耳にしましたが、
その中でさまざまな重い何かを感じた一日でした。

 

しかしそれは実況者の都合で抱えていることです。
本来ならばかけなくて済むエネルギーを消費するのではなく、
ゲームに最大限のエネルギーを注ぐことが肝要です。
スポーツ中継のまず大きな見どころは興奮、期待、迫力をお届けすることです。
いかに集中力を高め、目の前のプレーに自分の喋りをフィットさせられるか?
ゲームの温度が高くなったとき、実況者がすぐエネルギーを高められるか?

 

改めて強い気持ちで練習に励み、本番に臨みます。

 

松下 翔

2019年04月05日 18:00

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