2月28日アナウンススクール内容
アナウンサーを目指すみなさん、こんにちは!
今週も受講生ブログをご覧くださいましてありがとうございます。
2月28日のアナウンススクールは「ニュース原稿読み」を行いました。
ニュースの原稿読みは実力が明瞭に現れるので、独特のきりりとした心持ちになります。
この日は6人が約50秒のニュースを読みました。
まず原稿が渡されると、
本番で原稿を読む前に今回は5分間の「下読み」、準備が始まります。
下読みでは音読やニュースの理解を行いますが、
私は想定した準備を終えたところで、5分経過のタイマーが鳴りました。
「できれば最後の仕上げでもう一度全文を通して読んでおきたかったかな」
と思っていると、寺西先生から「準備の仕方」について全員にお話がありました。
私の心が読まれてしまったかのようなタイミングでした。
意図した5分間の使い方であったか?
意識した準備を行ってほしいというお話をいただきました。
まず5分間ということは、約50秒の原稿を全文読むのが5回以下に限られます。
そこで何回音読を行うのか?
残った時間は何をチェックするのか?
チェックする項目も何を優先して確認していくのか?
実際の現場ではニュース原稿に限らず、
「5分間」などと準備のために明確な時間は設けられません。
本番まで、長い時間・短い時間があり、そこで何を準備するのかはもちろん自分で判断します。
きちんとした準備の仕方を身につけて、本番で力を出せることが大切ですね。
本番で力を出すためには「これを確認すれば集中できる!」という最優先の項目をも知っておくことも必要です。
最優先の項目が分かれば、それを含めて逆算した準備も可能になります。
今回の私の準備では、やりたいことは大部分できました。
しかし、「やり残した感覚を持った」という観点で振り返ると、
逆算した準備が全くできていないことがわかります。
逆算ができていれば、どんな形で準備を行い、準備を終えられたのかも違ってきたはずです。
普段の生活の場面でも、準備が上手くできる人は臨機応変に対応できるものです。
今、行っている準備の仕方が本番当日での準備になることを覚えて、トライし続けます。
「スポーツアナウンサーの独り言」by 松下 翔