2月7日アナウンススクール内容
アナウンサーを目指すみなさん、こんにちは!
今週も受講生ブログをご覧くださいましてありがとうございます。
2月7日のアナウンススクールには、長年スポーツ中継で実況アナウンサーとしてご活躍の方が見学でお越しになりました。
さらにレッスン内では出席した6名全員に対してもご指導を頂戴しました。
2人でインタビューワークをした後、お互いの他己紹介を発表しました。
今後私が鍛えていきたいのは「チョイス」です。
先週のバスケットボール実況の練習でのことです。
臨場感たっぷりに実況を行った人がいました。
実況を終えた後に本人が「バスケットボールのルールはあまり知らないのですが・・・」
と実況を振り返ったのです。
これには受講生も特別講師の先生も驚きました。
その人の実況の何が良かったのかは「ポイント」となるプレーを押さえていたことでした。
詳細までは分からない分、他の実況を聞いて、得点が入るプレー、得点に繋がるシーンを把握していたのです。
それを的確に描写していたので、実況にメリハリがついたと思います。
一方私の場合は、選手もルールも用語もある程度は知っているということから、
一つでも多く、選手やプレーを丁寧に描写しました。
聞き手としては「たくさんのプレー(情報)がある。けれども多いだけで、どこが大事なのかがわからない・・・」という点が私の足りないところだったと思います。
スポーツ実況に必要なスキルとして、
スピード、フィッティング、カラー、ボキャブラリー、そして「チョイス」があります。
この「チョイス」は「見えたものから何を話すか」の選択です。
ここは大切だ!という部分をピックアップすることでメリハリが生まれます。
この「チョイス」はスポーツ実況に限らず、
今回のフリートーク、他己紹介にもあてはまります。
実はスクール内では、他己紹介の際、
「最初に『○○さんは~~な人です』と紹介する」というルールで行っています。
インタビューの中から選択して、発表の中でポイントとなる部分の土台作りはしているのです。
ここからさらに理由づけの部分で「ここは絶対に紹介するところだ」と明確化し、
話を盤石なものにしたいです。
前回の受講生ブログでは、より多くの話のトピックを出せるか?と振り返りましたが、
「取捨選択して話す」ことも必要なことです。
話の内容を盛り込む際に、話のポイント・軸の選択についても考えていきます。
「スポーツアナウンサーの独り言」by 松下 翔