11月15日アナウンススクール内容
アナウンサーを目指すみなさん、こんにちは!
今週も受講生ブログをご覧いただきありがとうございます。
11月15日のアナウンススクールの出席者は、
男性は三宅秀一郎アナウンサーと私、女性受講者1人のあわせて3人でした。
最近は教室に5人以上いることが多かったので、教室がいつも以上に広く感じましたね。
さて、先週は、競馬中継の実況・進行を務める三宅秀一郎アナウンサーがさらなるデビューを果たしました。
10日土曜日は、MBSラジオ『ありがとう浜村淳です土曜日です』内で架空実況を、
11日日曜日は、MBSラジオ「GOGO競馬サンデー!」でエリザベス女王杯・G1レース実況を担当しました!
さらに三宅きみひとアナウンサーもラジオ大阪「OBCドラマティック競馬」で同じくエリザベス女王杯を実況しました。
ということで、まずはお二人のG1レース実況と架空実況を振り返りました。
それに対するアドバイスはもちろん、規模の大きい競技・レースを実況することについてのお話も聞くことができました。
そのような中、聞くだけでは勿体ないからと、
私は頭数の少ないレースを使って競馬実況の練習を行いました。
しかし、特にこれと言ってできたことはない実況で、
基本的な部分でのミスが目立ちました。
寺西先生からの感想は「ハードルが高い」というものでした。
つまり、この実況練習において自分に求めていることが多すぎるということでした。
確かに目標・テーマを設定することは良いことですが、
テーマを設定しすぎると、どれも中途半端になってしまうのです。
実際に、様々な箇所でミスが多発してしまいました。
・馬名を明確に発音する
・コースのどこを走っているかを言う
・あとゴールまで何メートルかを言う
・馬の隊列を実況する際のパターン
などなど
今回間違えた分野でもやることはたくさんありますが、
今の自分のレベルにあった目標を1つに絞り、徹底的に取り組むことが欠けていました。
特に競馬実況志望だった私は、自己流での実況の仕方がまだ染みついているのです。
実況そのものに加えて、
「プロとしての」、「本番で使える」準備の仕方(例:馬の覚え方)やレースの見方が必要だと思い知らされました。
今日は久々に人数も少なかったこともあり、
競馬実況について、私が感じていることをたくさん質問することができました。
それだけに多くの取り組むことが分かったので、一つ一つ整理して練習します。
残った時間は、三宅アナウンサーが行ったG1レースの架空実況(2分10秒ほど)について、
文字に起こしたものを使い、レース実況を想定して原稿読みを行いました。
これが大変難しい!
第一関門は、想定の時間で読むこと。
スポーツ実況未経験の受講者は奮闘したものの、時間をオーバーする結果に。
一方の私は何とか想定時間で読み上げることができましたが、
口の動きが追いつかなくなりそうな場面がありました。
そう、第二関門は、スピードに関係なく音を綺麗に出すことです。
今回はレース実況が題材でしたが、
実際の放送では、45秒でニュースを読む、放送終了までの○○秒で告知を読む、など、
時間の制約がつくことは多々あります。
スピードが要求される場面では、自分の滑舌がより浮き彫りになります。
このような練習を取り入れることで、
自分の音がどこで不鮮明になったのか、自分の音の傾向をチェックすることもできます。
このスクールでよく言われている、「負荷をかけた練習」といえるでしょう。
という内容であっという間に2時間が経過。
よく考え、よく聞き、よく喋り、終了後は少し頭痛がするほど、充実した時間でした。
「スポーツアナウンサーの独り言」by 松下 翔