6月28日アナウンススクール内容
アナウンサーを目指すみなさん、こんにちは!
今週も受講生ブログをご覧いただきありがとうございます。
6月28日のアナウンススクールは5人が出席しました。
この日の私は過去の中継での振り返りと野球実況の練習でした。
先週はインタビューワークがありましたが、タイミングよく
中継の振り返りでは私がインタビューしているところも見ていただきました。
サッカーの試合において決勝点を挙げた選手のインタビューです。
映像を見ていただき、「この質問だと、他の選手でも通ってしまう」と振り返っていただきました。
自分が改めて見ていても、これまで準備していたものが繋がっていないように感じました。
誰が相手でも通る質問では、
せっかくの選手をヒーローとして呼んだ意味がなくなってしまいます。
ヒーローの○○選手だからこそ、聞ける質問があるはずです。
そこで必要になるのが、「ストーリー」。
この試合までに何があったのか?当日の試合では何があったのか?
一連の「流れ」をインタビュアーがわかっている必要があります。
ただ「点を取った!」「試合に出場した!」という出来事だけでは不十分です。
流れを理解できることは実況者としての大切な役割の一つです。
先週のインタビューワーク(他己紹介をするという前提のもの)ではこんな話がありました。
「インタビューを受けている本人がするような他己紹介ではダメですよ」
つまり、インタビューをする側の人間が例えば私・松下であれば、
松下にしかできないような質問をしようということです。
そして、「松下が紹介する○○さん」という他己紹介が成立するわけです。
話を元に戻して、試合のインタビューでもやはり同じ。
インタビューをする、その人にしかできない質問ができるかどうかは
インタビュアーがストーリー・流れをどう理解しているか次第なのです。
これこそ、実況者としてのプロとしてのインタビューなのです。
また準備を新たに、次の本番に臨みます。
「スポーツアナウンサーの独り言」by 松下 翔