5月17日アナウンススクール内容
アナウンサーを目指すみなさん、こんにちは!
今週も受講生ブログをご覧いただきありがとうございます。
5月17日のアナウンススクールは、4月19日に引き続き、今年3度目のゲスト講師によるバスケットボール実況のレッスンでした。
今日は見学の方もいらっしゃり、じっくりと寺西先生とカウンセリングをされたあと、少しスクール様子も見学されました。
今日出席した3人の受講生の実況練習や意見交換など、スクール独特の雰囲気を感じていただけたのではないでしょうか。
4月の1回目の実況練習では、基本に忠実にボール・選手を追うことを目標に練習しました。
2回目の実況練習は、題材の試合については前回と同じですが、
この試合に至るまでの情報、選手の情報、当日の試合の経過など、情報を加えて実況することにもチャレンジしました。
私と一緒に出席した先輩受講生2人がグンと上手くなっていました。
それを聞くと、私ももっと上手くなりたい!と思ってしまいますね。
2回目では資料を見ずに名前を把握できる選手の数が増えました。
前回よりも語彙が増えたり、実況をプレーと合わせたりすることができました。
そこに、情報もあわせて入れようと、各受講生ともチャレンジ溢れる実況を展開しました。
先週の振り返りでの「喋り込み」に関連しますが、練習で失敗を恐れずに挑戦することは大切です。
追いつけないからと途中で実況を諦めずに、何とか食らいつくのです。
もう一つ、挑戦をするという意味では、「楽な練習」をしないこと。
ある程度負荷をかけた練習をしないと伸びません。
スポーツ選手と同じですね。
この日の私の実況は、半分ぐらいの選手は資料を見ずに実況することができました。
しかし、残り半分の選手は資料を見ないと誰なのか分かりませんでした。
その際に「『△番の』○○選手」という形で実況しました。
「△番の」と背番号を言っている間に、資料から名前を探し出していました。
問題は背番号を話すことに意味があるのか、ということです。
意味がなければ、実況に背番号を入れることは無駄であるのです。
バスケットにおいて、背番号は特別に重要視されていないこと、ゲームクロックやショットクロックなど背番号以外の数字が多く登場することから、特別に背番号を実況に入れる必要はありません。
「△番の~」の連発は、自分都合の実況でしかありません。
実況の方法も言葉も楽をしない。
楽な練習をしない、意味を考えて実況するというのは、最近のスクールで寺西先生からテーマになっていたことですが、この日は先輩の受講生から指摘をいただきました。
受講生からもきちんと良い点も課題も言い合えるのは、改めて貴重なものと感じました。
バスケットボール実況ならではの学びもたくさんありましたが、
受講生からの貴重なアドバイスから若手の私に大切なことをピックアップして振り返りました。
「スポーツアナウンサーの独り言」by 松下 翔