2月8日アナウンススクール内容
アナウンサーを目指すみなさん、毎度受講生ブログをご覧いただきありがとうございます。
久々にこのブログを担当することになりました、"歌わない方の"三宅ですw
少し前になりますが、2月8日の講座録です。
この日は寺西先生がキャンプ取材のためお休みでした。
しかし!長年競馬実況で活躍されたアナウンサーに特別講師として来て頂きました!
そんなこともあり、三宅きみひとアナを含む、競馬実況志望4名が受講しました。
まずは座学から。
競馬に限らず、まず実況では技術的なことに目が行きがちではあるものの、リズムや間・音の高低などが重要と前置きがありました。
何よりもここが聴いている方にダイレクトに伝わる部分です。自らの抑揚やリズムなどを意識するところから始まりました。
そして体験談として、目標の人物を設定して、その人の物まねから入る。文章を書き起こして文ごとに音を合わせてみて、目標の人の"音の使い方"を盗むことをしていたそうです。
また、現在の競馬中継スタイルである、カメラと合わせる実況をするようになった裏話等々も聴くことが出来ました。
そしてここから各人の現状やレベル等々に合わせ、個別に分かれて課題を見つけ、それに取り組む、という実践に入りました。
私は、「トーンが全体的に低く、暗く聴こえてしまう」「強調したい部分がより立って聴こえるために」という2つの課題を洗い出していただきました。
トーンに関しては、普段使っている進行表等を参考に、番組を進めている体で実演し、自分の自然に出せる高さを確認しながら聴いてもらいました。
そして、強調する部分に関して。これは、競馬実況に関しても番号と馬名が立つように・配当金がわかるように等、様々沢山です。
そこで提案していただいた対策法が「黒い馬」「白い冬」「高めの変化球」のような短い文を作り、その名詞部分を強める意識で読む練習です。
そしてこの文を少しずつ長くしていき、最後に実戦っぽい文章に置き換えていきます。
まずはコツコツと十数分ひたすらに短文を、名詞を意識して読み続けました。
そして、最後は話し言葉に置き換えながら、少々長い文でも名詞が立つように、無意識にできるようにみっちり行いました。
トーンも含め、なかなか一朝一夕で改善できるものでないですが、とにかく意識を忘れずに続けることです。
もちろん毎週の現場でも、本番に差し障りが出ない程度に(出たこともあったかも…)、意識を続けています。
そして終盤は、きみひとアナと一緒に、実際に競馬実況を行い、アドバイスを頂きました。
特に、序盤先頭を走りながら下がってしまった馬の表現(ラジオでは特に重要)、直線での馬を見るポイントは、とても参考になりました。
さらにさらに、競馬だけでなくその他公営競技、さらに野球実況のアドバイスや裏話も聴くことが出来ました!とても面白かったですよ。
今回はゲスト講師の授業となったわけですが、年に幾度かはこんな授業もあります。
いつもとは違いましたが、それもまた大変勉強になることばかりでした。
「スポーツアナウンサーの独り言」by 三宅 秀一郎
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